2013年01月30日

離婚と母子家庭

離婚というと、やぱりネガティブなイメージがして、できれば避けたいと思うものですよね。
でも、結婚生活がもう破綻しているのに、無理して一緒にいたり、喧嘩ばかりして暮らしている状態に比べたら、きっぱり離婚して、新たな人生を歩む方がずっと幸せではないかと思います。

子どもだって、親同士がいがみあって、傷つけてあうのを見て暮らすより、たとえ片方の親だけとの生活になっても、穏やかに暮らす方が良いと思っていること、結構あるみたいです。

かくいう私も、両親が小学5年生のとき離婚して、それ以来母親に育てられました。私自身、子どもながらに、母は父と離婚して別れて暮らした方が幸せじゃないかと思っていたので、離婚には賛成でした。

もちろん、離婚に反対する子どももたくさんおられるでしょうが、大事なことは、離婚したことよりも、その後自分がどのような生き方をし、どのように子どもを育んでいくかだと思います。

今思うと、私自身、母子家庭となって、色々大変なこともありましたが、それをバネにして、司法試験にチャレンジし、何とか合格できました。もちろん、その間色んな人に支えられたのですが、そういったことへの感謝の気持ちもまた、母子家庭だからこそ、強く感じられるようになったと思います。

母子家庭にとって、まず大事なのは、経済的な基盤をできるだけ整えることだと思います。やっぱり生活していくこと、特に子育てはお金がかかりますものね。ですので、離婚に際しては、養育費や財産分与などのことをしっかり決めておくことがとても大事です。
でも、それと同じくらい大事なことは、離婚後の人生をどう生きていくか、どのように子どもを育んで、共に幸せな人生を送るかだと思います。


posted by 南亜矢子 at 23:12| Comment(0) | 日記

2011年11月16日

児童虐待と里親について

私は、弁護士登録以来、弁護士会の「子どもの権利委員会」の委員をしています。この「子どもの権利委員会」とは、子どもの権利保障を確立するための委員会で、具体的な活動としては、児童虐待や非行事件、いじめなどの問題に取り組んでいます。

昨日、子どもの権利委員会があったので、出席してきたのですが、その中で、里親をされている方から、「里親の現状と課題」という特別報告がありました。
里親というのは、虐待にあったりして家庭で生活できない子どもを、自分の家庭に引き取って育てる人のことです。

昨今、児童虐待に関するニュースが頻繁に流れていますが、虐待にあった子どもは、虐待親から離れて、施設などに入所することになります。でも、本来、子どもにとって、施設での集団的な生活より、家庭的な雰囲気で養育されることが望ましいといえます。そのため、児童福祉法は、虐待にあった子どもを里親に委託することができると規定しています。

でも、日本の現状では、里親の認定を受けている人の数がとても少なく、虐待にあった子どもの多くは、施設で生活をしているのが現状です。こうした現状を改善しようと、厚生労働省は、家庭で生活できない子どもの内、里親のもとで養育される子どもの割合を、現在の9.3%から15%に引き上げることを目標に掲げています。でも、里親という制度が一般的にあまり知られていないのと、里親と認定されるには厳しい審査があるので、思うようにはいっていないようです。

昨日は、このような里親の現状と、里親の目から見た、虐待にあった子どものその後の生活の様子などが報告されました。本当に、虐待にあった子どもの心の傷は大きく、それが後になっても様々な行動となって出るようです。

例えば、
夜一人で寝れなかったり、一人でトイレに行けなかったりする子ども。
突然泣きわめいたり、逆に感情を全く表に出さず、固まったようになる子ども。
満足な食事を与えれていなかったため、異常に食べることに執着する子ども。
常に大人の顔色をうかがい、自分にやさしくしてくれる人にはガラッと態度を変える子ども。
あまりにひどい虐待を受けたため、部分的に記憶や意識がなくなるなど、かい離行動にでる子ども。
・・・聞いているだけで、胸が痛くなりました。

里親を増やすことは大事ですし、施設の職員を増やすことも大事です。
でも一番大事ことは、子どもに対する虐待をなくすことであるのはいうまでもありません。
その里親さんが、「子どもを育てることを知らない人が多すぎる。大人の再教育が必要だ」と語っておられたのが、印象に残りました。

大人の再教育・・それは、子育てに限らず、色んなところで必要な気がします。自戒の意味も込めて。
posted by 南亜矢子 at 22:16| Comment(1) | 日記